Python/ja: Difference between revisions
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まず始めに、Python 3を学ぶ必要があります。最初に、Pythonのドキュメンテーションページを参照するとよいでしょう:http://www.python.org/doc/ | |||
言語を学ぶのに最も早い方法は、Pythonのチュートリアルページを読むことです: http://docs.python.org/3/tutorial/ | |||
良いコードを書く方法、よくあるタスクを実行する方法のガイドについては、こちらを参照してください:[http://docs.python-guide.org/en/latest/ The Hitchhiker’s Guide to Python!] | |||
== Python 3とVectorworks == | == Python 3とVectorworks == | ||
VectorworksでのPythonスクリプティングは、ソフトウェアで[[VectorScript]]が動作するのにとても似ています。Pythonスクリプトでは、「vs」という名前空間に存在するすべてのAPIが使用できます。もちろん、Pythonエンジンのすべての機能が使用でき、Pythonスタイルの型推論、クラス、イテレータ、ライブラリ、辞書、モジュール、list、tuple、rangeなどのパッケージシーケンス型もVectorworks環境で使用できます。 | |||
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# | # スクリプト言語で「Python」を選択します | ||
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== Python API == | == Python API == | ||
Python Vectorworks APIの完全な機能についてのリファレンスは、こちらのページを参照してください: [[VS:Function_Reference]] | |||
== サンプル == | == サンプル == | ||
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* | * メニューコマンドのサンプル: [[Python Sample Menu Command]] | ||
* | * 点オブジェクトのサンプル: [[Python Sample Point Object]] | ||
* | * より複雑な点オブジェクトのサンプル: [[Python Sample Point Object (complex)]] | ||
* | * 2Dパス図形のサンプル: [[Python Sample 2D Path Object]] | ||
* | * Webのイメージを表示するオブジェクトのサンプル: [[Python Sample WebLinkImage]] | ||
* | * メニューと2つのオブジェクトのサンプル: [[Python Sample Menu with Two Objects]] | ||
* | * .png画像のフォルダをシンボルとして取り込むサンプル: [[Python Sample Import Images as Symbols]] | ||
* | * VWオブジェクトの高さ情報を取り込むサンプル: [[Python sample to Import elevation]] | ||
== | == IDEおよびPythonスクリプトのデバッグ == | ||
ユーザは外部のIDEを使用してVectorworksが実行するPythonスクリプトを編集できます。最新のIDEは、インテリセンスな情報 (入力中のコード補完機能) を提供しています。VectorworksのPythonスクリプトAPIでインテリセンスを使用するには、IDEで次のファイルを読み込みます: [[File:vs.zip|vs.py (python file)]] (ダウンロードして解凍し、IDEが分かる場所に保存してください。) こうすることで、IDEはVectorworksのPython関数をすべて把握し、パラメータや関数の動作に関する情報を提供できるようになります。なお、これらの関数は空であり、実行しない限り動作しません。 | |||
Vectorworksでは、サードパーティプラグインを使用してPythonスクリプトをデバッグすることができます。 | |||
詳しくはこちらを参照してください: [[Python Debugging]] | |||
== | IDEのリスト: | ||
* [http://www.aptana.com/products/studio3/download.html Aptana Studio 3] (無料) | |||
* [http://www.jetbrains.com/pycharm/ PyCharm] (コミュニティエディションは無料、フルバージョンは有料) | |||
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* [[Vectorworks Scripting#Common Tasks|Scripting Common Tasks]] | * [[Vectorworks Scripting#Common Tasks|Scripting Common Tasks]] | ||
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* [https://wiki.python.org/moin/BeginnersGuide/Programmers List of Python tutorials for programmers] | * [https://wiki.python.org/moin/BeginnersGuide/Programmers List of Python tutorials for programmers] | ||
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Latest revision as of 01:54, 15 December 2017
.Python|Python ..VS:Function Reference|Function Reference ..VS:Function_Reference_Appendix|Appendix ..Python Debugging|Debugging with Python
Pythonとは
Pythonとは、より迅速な作業とシステムの統合を可能にするプログラミング言語です。Pythonを習得することで、生産性が即座に向上し、メンテナンスのコストも削減できます。[1]
WikipediaのPyhtonの記事はこちら: http://en.wikipedia.org/wiki/Python_(programming_language)
さらに詳しくは、こちらのウェブサイト (英語) を参照してください: http://www.python.org/
Pythonのバージョン
Pythonには、Python 2.7と3.xの2つのバージョンがあります。
Vectorworksは、Python 3を使用しています。これは言語を習得してコードを書く上で非常に重要な点です。
! Vectorworksは、VW2015ではPython 3.3を使用しています。 Pythonは、3.4でのenumのようにマイナーリリースで新しい機能を追加していることに注意してください。
Pythonの始め方
まず始めに、Python 3を学ぶ必要があります。最初に、Pythonのドキュメンテーションページを参照するとよいでしょう:http://www.python.org/doc/
言語を学ぶのに最も早い方法は、Pythonのチュートリアルページを読むことです: http://docs.python.org/3/tutorial/
良いコードを書く方法、よくあるタスクを実行する方法のガイドについては、こちらを参照してください:The Hitchhiker’s Guide to Python!
Python 3とVectorworks
VectorworksでのPythonスクリプティングは、ソフトウェアでVectorScriptが動作するのにとても似ています。Pythonスクリプトでは、「vs」という名前空間に存在するすべてのAPIが使用できます。もちろん、Pythonエンジンのすべての機能が使用でき、Pythonスタイルの型推論、クラス、イテレータ、ライブラリ、辞書、モジュール、list、tuple、rangeなどのパッケージシーケンス型もVectorworks環境で使用できます。
例えば、アラートダイアログを表示する簡単なPythonスクリプトは以下のようになります:
- リソースブラウザで右クリックして、新しいスクリプトを作成します
- スクリプト言語で「Python」を選択します
- スクリプトを入力します
リソースマネージャでスクリプトラベルをダブルクリックして実行すると、アラートダイアログが表示されます。
Python API
Python Vectorworks APIの完全な機能についてのリファレンスは、こちらのページを参照してください: VS:Function_Reference
サンプル
以下は、Pythonで書かれたVectorworks用プラグインの初歩的なサンプルです。下に行くほど複雑になっており、Vectorworksにおけるプラグイン開発の様々な特徴を表しています:
- メニューコマンドのサンプル: Python Sample Menu Command
- 点オブジェクトのサンプル: Python Sample Point Object
- より複雑な点オブジェクトのサンプル: Python Sample Point Object (complex)
- 2Dパス図形のサンプル: Python Sample 2D Path Object
- Webのイメージを表示するオブジェクトのサンプル: Python Sample WebLinkImage
- メニューと2つのオブジェクトのサンプル: Python Sample Menu with Two Objects
- .png画像のフォルダをシンボルとして取り込むサンプル: Python Sample Import Images as Symbols
- VWオブジェクトの高さ情報を取り込むサンプル: Python sample to Import elevation
IDEおよびPythonスクリプトのデバッグ
ユーザは外部のIDEを使用してVectorworksが実行するPythonスクリプトを編集できます。最新のIDEは、インテリセンスな情報 (入力中のコード補完機能) を提供しています。VectorworksのPythonスクリプトAPIでインテリセンスを使用するには、IDEで次のファイルを読み込みます: File:Vs.zip (ダウンロードして解凍し、IDEが分かる場所に保存してください。) こうすることで、IDEはVectorworksのPython関数をすべて把握し、パラメータや関数の動作に関する情報を提供できるようになります。なお、これらの関数は空であり、実行しない限り動作しません。
Vectorworksでは、サードパーティプラグインを使用してPythonスクリプトをデバッグすることができます。
詳しくはこちらを参照してください: Python Debugging
IDEのリスト:
- Aptana Studio 3 (無料)
- PyCharm (コミュニティエディションは無料、フルバージョンは有料)
関連項目
- Scripting Common Tasks
- Installing Scripts
- List of Python tutorials for non-programmers
- List of Python tutorials for programmers
注記
- ↑ As described on the Python official website: http://www.python.org